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リウマチ情報センターQ&A関節リウマチという病気について:概念

Q&A

関節リウマチという病気について:概念




Q01
いわゆる“リウマチ”と“関節リウマチ”とは違うのですか?


Q02
体のあちこちが痛みます。私は関節リウマチでしょうか?


Q03
手指の関節が変形してきました。私は関節リウマチでしょうか?


Q04
血液検査でリウマチ反応が陽性と言われました。私は関節リウマチでしょうか?


Q05
医者に“リウマチの気がある”と言われましたがどういうことでしょうか?


Q06
小さい頃、リウマチ熱にかかりました。将来、関節リウマチになるのでしょうか?


Q07
家族に関節リウマチの者がおります。私も将来関節リウマチになるのでしょうか?


Q08
自分が関節リウマチか、簡単にチェックする方法はありませんか?


Q09
何科を受診すればいいでしょうか?




Q01
いわゆる“リウマチ”と“関節リウマチ”とは違うのですか?


A01
日本では、手足の痛む病気を総称して“リウマチ”と呼ぶ傾向がありますが、この場合の“リウマチ”はあくまで一般的な俗語であります。からだや手足の痛みを主な症状とする病気は学問的には“リウマチ性疾患”として呼ばれており、この中に“関節リウマチ”をはじめ変形性関節症、膠原病、痛風など様々な疾患が分類されています。俗にいう“リウマチ”はこの中でも“関節リウマチ”を指すことが多いのですが、厳密には使い分けられなければなりません。“関節リウマチ”は欧米で“Rheumatoid Arthritis”と呼ばれていることから、頭文字をとって“RA(アール・エー)”と言うこともあります。

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Q02
体のあちこちが痛みます。私は関節リウマチでしょうか?


A02
体のあちこちが痛いといっても、その原因は様々です。例えば、痛みが関節に由来するものなのか、筋肉に由来するものなのか、もしくは神経に由来するものなのかによっても考えられる病気は変わってきます。関節リウマチは主に関節の痛みおよび腫れを主症状とする病気ですが、この症状をきたす病気はその他にもたくさんあります。ご自身で自己診断し不安だけが強くなる方も多く見受けられますが、是非とも一度医療機関を受診され、医師に相談することをお勧めします。

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Q03
手指の関節が変形してきました。私は関節リウマチでしょうか?


A03
手指の関節の変形をきたす病気にもいろいろありますが、関節リウマチはその原因として頻度の多いものであることは間違いありません。しかしながら、それよりはるかに多い病気として、変形性関節症というものがあります。これは加齢と共に軟骨の変性がおこり、関節の痛みや変形をきたす病気です。両者の区別は時として困難なこともありますが、一般的には症状の出やすい部位が違います。変形性関節症の場合には手指の第一関節が侵されやすいのに対して、関節リウマチでは第一関節は侵されにくく、第二関節が侵されやすいとされています。しかし両者が合併することもありますので、絶対的なものではありません。また、両者以外にも膠原病、痛風をはじめとした病気でも変形をきたすことがありえます。

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Q04
血液検査でリウマチ反応が陽性と言われました。私は関節リウマチでしょうか?


A04
“リウマチ反応陽性”イコール“関節リウマチ”という考えは一般の方だけでなく、医療従事者の中でも時に誤解されがちなことです。まず、必ずしも“リウマチ反応陽性だから関節リウマチ”ではないということを知ってください。その理由としては、関節リウマチ患者さんの大部分(約80%)はリウマチ反応が陽性になるものの、残りの20-30%の方は陰性であるということ。関節リウマチ以外の病気(膠原病、感染症、肝疾患)でも陽性になりますし、健常者の5-10%でもリウマチ反応は陽性となります。特に高齢者ではその率はさらに増えますので、A3.で解説した変形性関節症の方でもリウマチ反応陽性という方が増えてきます。ですから、重ねて強調しますが、リウマチ反応は関節リウマチの診断に絶対的なものではありません。裏を返せば、リウマチ反応陰性だからと言って、関節リウマチではないとも言い切れないということもあわせて知っておく必要があります。

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Q05
医者に“リウマチの気がある”と言われましたがどういうことでしょうか?


A05
このような理由でリウマチ外来を受診される方が少なくありません。その多くは、症状はないのだけれど健診でリウマチ反応が陽性であったという方です。この場合には、自覚症状、関節所見の有無をきちんとチェックし、レントゲン上にも異常がないことが確認されれば特に心配することはありません。A4.でお話した「健常者でリウマチ反応だけが陽性であるというケース」と考えられます。また、同様に多い理由としては、医師に関節が痛いと言ったら“リウマチの気がある”かもしれないと言われ、自分は手が変形してしまうのではとショックを受けて受診するというケースです。その際、医師はおそらく、“一度、関節リウマチをはじめとするリウマチ性疾患の精査をする必要がある”という意味で言ったのではないかと思われるのですが、“リウマチ”という言葉自体にショックを受けてしまう方が多く見受けられます。これまでお話したように、まずはきちんと精査してみることが必要です。

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Q06
小さい頃、リウマチ熱にかかりました。将来、関節リウマチになるのでしょうか?


A06
“リウマチ熱”と“関節リウマチ”はいずれもリウマチという言葉が含まれていますが、全く違う病気です。いずれも関節炎を起こしますが、リウマチ熱は溶血性連鎖球菌という細菌の感染によって起きる病気で、咽頭炎を起こした後に関節炎や心臓の弁に異常をきたすもので、子どもに多く見られます。これに対して関節リウマチは今のところ原因は特定されていませんが、少なくとも溶血性連鎖球菌感染との関係はないものと考えられています。従って、リウマチ熱の既往と関節リウマチは関係がありません。

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Q07
家族に関節リウマチの者がおります。私も将来関節リウマチになるのでしょうか?


A07
関節リウマチの血縁者に関節リウマチの方が多いということは昔から経験的に知られていました。自分の親や兄弟に関節リウマチの方がいる人が、将来、関節リウマチに罹患する確率はそうでない人に比べて約4倍高いという報告があります。しかし、一卵性双生児の一方が関節リウマチとなった場合に他方が発病する確率は15-30%であり、二卵性双生児の場合にはその確率は2-7%と報告されています。このように関節リウマチの発症における遺伝因子の影響は絶対的なものではなく、その関与は約30%と考えられており、その他の約70%は何らかの環境因子が関係していると考えられております。

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Q08
自分が関節リウマチか、簡単にチェックする方法はありませんか?


A08
一般に、関節リウマチと診断するには、アメリカリウマチ学会(ACR)が提唱している診断基準にあてはまるかどうかということが基準になります。これらは表1.にある7項目のうち4項目以上を満たすかどうかで判断されますが、実際には血液検査をしなければわからない項目もありますし、項目2-5のように“医師により確認され”なければいけないとされる項目も含まれます。ここでは、“こんな方は専門医を受診することをお勧めします”という、目安となるようなチェックリストをご紹介したいと思います。(注釈:最近では“早期のリウマチ”という概念から必ずしもこの診断基準に準じなくても治療を開始するケースがありますので、あえて以下のようにしてみました。) 1) 朝、起きた時に手がこわばる(はばったい、動かしにくい、曲げにくい等)感じがしばらく続く(30分以上)。 2) 手首、手指の関節(第一関節を除く)のどこかが1箇所でも腫れて痛い。 3) 表2.に示す関節で腫れている、または痛い関節が複数箇所ある。 4) 明らかに手指、足指が変形してきた。 参考所見: 5) 肘や膝の前面などに硬いコリコリしたものが触れるようになってきた。 6) これまで血液検査でリウマチ反応陽性であると言われたことがある。 以上の1)−4)の項目に一つでも該当する場合には、一度、専門医への受診をお勧めします。

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Q09
何科を受診すればいいでしょうか?


A09
自分が関節リウマチではないかと考えた場合、内科に行ったらよいのか、整形外科に行ったらよいのか、悩む方も少なくないようです。関節リウマチの診断には血液検査やレントゲン検査も重要ですが、それ以上に、患者さんからこれまでの経過・症状をよくきき、臨床所見をきちんととることが大切です。また、最近の傾向として、早期の関節リウマチに対しても積極的に治療を開始することにより関節の変形を予防しようと考えられるようになってきており、いかに早期に診断をつけられるかということが重要であります。関節リウマチと診断できる簡単で絶対的な検査というものが存在しない以上、診察する医師の裁量によるところが大きいのが実際です。ですから、“関節リウマチではないか?”と考えられた場合には、早い段階でリウマチの専門医の診察を受けることをお勧めします。“リウマチ科”を標榜している施設や、専門医の資格を持った先生がいらっしゃる内科や整形外科のある施設を受診されるとよいでしょう。(各種ホームページ参照)

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